赤ちゃん体操を続けているピョンちゃんですが,手の支えがなくても『おすわり』できるようになりました。 例にもれず,体が超柔らかいピョンちゃんなので,開脚したまま,お腹はべったりと床に付きます。普通の子なら特技とも言えるかもしれませんが,これも筋緊張が弱く,なよなよしているダウンの子の特徴の1つです。そのため,おすわりの際もなかなか体幹が安定しませんでした。 そこで,毎日ご両親の空いた時間に膝の上に座らせるようにしました(赤ちゃん体操のレッスン4)。ちょうど椅子に腰を掛けるような状態です。考えてみると私たちも地べたに直接座るのと椅子に座るのでは,椅子の方が楽ですよね?地面に足を広げて座ろうとすると,意外と腹筋や背筋を使います。なので,まずは楽な姿勢から練習させます。この辺,この赤ちゃん体操はよく考えられているなぁと思います。 赤ちゃん体操からは外れますが,バランスボールも取り入れました。結果,9か月を前にして安定しておすわりできるようになりました。 微細運動の方もまずまずです。写真にあるくらいのおもちゃは掴めるようになりました。でも,対向(親指と他の指を向き合わせて「摘まむ」こと)はまだですかね。こちらも方も少しずつ練習です。 前回少し触れましたが,離乳食も開始となっています。離乳食は「食べ物を食べる」ことの練習で,ダウン症児に一番大切なのは咀嚼(そしゃく)つまり食べ物を「かむ」練習です。ここをきちんとしないと,いわゆる『丸飲み』になりやすいとのことです。咀嚼の第一段階は,『口を閉じること』です。これもダウン症児が苦手なことですよね。絶対にやってはいけないことは,上口唇や上顎にスプーンをひっかけて食べ物を『入れる』ことです。これは安易な解決策としての使い方です。そうすると舌は出たままで,上下の口唇は閉めるという新しい学習をなかなか出来ないようになってしまいます。 時間はかかるかもしれませんが,スプーンを口に入れたら自分で口を閉じて取り入れるのを待ってあげてください。 嚥下については,下記が参考になると思います。 https://jdss.or.jp/wdsd2019/images/baby-rinyu.pdf
+1 Happinessでは歩き始める前までくらいの子どもを対象に,一緒に赤ちゃん体操を実践してみたいという方を募集しています。興味のある方、参加したい方はLINEまたは,当ホームページ問い合わせ,Instagram,FaceBook,Twitterいずれでも構いませんので連絡をお待ちしております。